実績紹介

AWS総合支援から「定着業界」ビジネスのパートナーに

株式会社Take Action様

(左)(株)Take Action 取締役経営戦略本部長 添川直弥様、(右)NRIネットコム(株)クラウド事業推進部 丹勇人

AWS上に構築されたエンゲージメントツール「THANKS GIFT」のセキュリティ改善を機にAWS総合支援を導入された株式会社Take Actionの取締役経営戦略本部長 添川直弥様にお話を伺いました。

セキュリティ面見直しでAWS総合支援導入

添川様:弊社の事業は企業様の採用支援です。ただ、採用をした従業員が途中で退職してしまうと、補充のためにまた募集をかけられます。それが弊社の利益になるというモデルに違和感が生まれていました。そこで採用した従業員に長く「定着」してもらうこともまた、顧客企業様にとって重要な支援ではないかと考え、定着を見据えた採用支援と、入社した方が活躍して初めて採用成功と定義する顧客に寄り添った採用、定着、活躍の形、つまり「定着業界」の創出に注力しています。

その一環である「定着支援」のHR Tech事業ではエンゲージメントツール「THANKS GIFT」というSaaSを顧客に提供しており、以前からAWSを導入していました。ところが、事業の順調な成長に伴って、システム担当者の負荷も増してきました。特に自社での構築・運用はセキュリティ面で課題があると認識しており、抜本的にしかも早急に改善しなくてはとAWSに問い合わせたところ、紹介されたのがNRIネットコムでした。

丹:「THANKS GIFT」は、サンクスカード/ありがとうカードを、WEB/アプリ化したサービスであり、従業員同士で心理的にも物理的にも称賛・感謝を贈り合え、企業の組織が良くしていくサービスです。

初めてお話をいただいたとき、そのイノベーティブなサービスを支援できることに、やりがいを感じていました。喫緊の課題はセキュリティでしたので、その基本的な設計サービスを提供し、そこからAWSに最適化した構築の支援をさせていただくこととなりました。

添川様:セキュリティ面は、事が起きたら会社の根幹に関わるような部分ですから、疎かにはできません。加えて今後のビジネスを見越した上での構築となると、やはりAWSに対するナレッジの蓄積が欠かせません。

その点、NRIネットコムの皆さんはAWSに精通されていて、佐々木さんをはじめ、「2021 Japan APN Ambassadors / 2021 APN AWS Top Engineers」にも選出された方々が在籍し、常に最新の動向を押さえていらっしゃる。少しお話するだけで、圧倒的な知見があることがわかりました。

課題解決に向けた、丹さんの真摯な対応も頼もしいですね。弊社はまだ社員数約40名の小規模な会社ですが、システムの状況を説明すると、膨大な知見に基づき、より具体的な対応策を示しながら一歩一歩進めていただけます。またその場で応えられないような課題があればNRIネットコム内で検討したうえで、的確な回答を出していただけています。

NRIネットコム(株) クラウド事業推進部長 佐々木拓郎

佐々木:シビアなセキュリティ環境が必須の企業の皆様とお付き合いさせていただくことが多く、各人、徹底的に鍛えられている面はあるかと思います。また社内にAWSの有識者のコミュニティ、コミュニケーションの場がありますので、プロジェクトごとに得た知見を共有し、プロジェクトの垣根を超えたアイデアも出てきます。AWSとしてどうあるべきか、システムとしてどうあるべきか、社内で常に検討して、お客様のご要望+αをご提供しようという姿勢でおります。

圧倒的なナレッジの蓄積と最新トレンドへの対応は抜きんでている

添川様:課題のセキュリティ面では、水際の確認から、本質的な改善まで、1から10まで支援していただけ、満足しています。

丹:導入に際しては、まずNRIネットコムが培ったセキュリティテンプレートをご提供しました。添川様の課題意識がクリアでしたので、それに対して提案できるコースと、それぞれ導入後のリスクとメリット、デメリットをご説明するだけで、的確にご判断いただけたのでスムーズでした。

添川様:弊社の場合、AWS導入希望でゼロベースからの構築という状況ではなく、既に動いているシステムでしたので、その立て直しは容易ではなかったと思います。ですので、「THANKS GIFT」のWeb/アプリを構築したソフトウエアベンダーさんとも協力いただきつつ、足りないと思う部分は片端からお願いしました。

私は、システム関連で問題がなくなることは永久にないと考えているのですが、少なくともAWS関連については、NRIネットコムにジョインしていただいたことで、安心感がまったく変わりました。何か不安があっても気軽に相談できる頼もしいパートナーができたと感じています。

特にNRIネットコムが持つテンプレートは企業としてのナレッジが効いていて秀逸なのです。監視やチェック体制の構築は一から考えると「漏れ」が出てしまうものです。それならNRIネットコムの知見に頼る方が合理的です。課題に対しテンプレートしかり実績しかり、一般的にはどうされているかを伺ったりしながら、選ばせてもらっています。

私自身、以前はSIerに勤めていたので特に感じますが、SIer選びにおいて、企業としてのナレッジ量は必須です。NRIネットコムはSIerとして大変、奥行きがあって、人材も豊かです。一人のエースに頼らずとも、社内でいろいろな方の知見があることも頼もしいの一言に尽きます。ちょっと褒めすぎですか?(笑)

佐々木/丹:ありがとうございます。(笑)

「当然」の基準の高さがビジネスのパートナーとしての信頼感に

添川様:それにビジネスのスピードを考えた上でも、NRIネットコムに依頼して良かったと感じています。今は、AWSのテンプレートの領域から、次の展開についての支援に広がりつつあります。

丹:添川様からは、新規でエンドユーザー様向けに分析のダッシュボードを見せるため、AWSのビジネスインテリジェントサービスである「Amazon QuickSight」利用のご意向をうかがっております。新しいビジネス範囲となるため丁寧にご提供していこうと考えています。

添川様:「THANKS GIFT」で、分析のダッシュボードを作りたい、AWSのサービスを使うとうまくいきそうだ、というアイデア段階から、「どうしたらできますか」とビジネスレベルで相談しています。

エンジニアへの一般的な発注であれば、より具体的に要件定義をしなければなりませんが、私は事業サイドに責任の所在を置いているため、事業の将来を見据えた上で、どの段階でどのようなシステムをどうやって導入するか、といったビジネスレベルの検討をする必要があります。NRIネットコムは、その点においても、相談できる土壌があります。丹さんには、「無茶ぶり」もさせていただいていますから。

丹:「定着業界」のマーケティングリーダーとなるべく、利用者数が拡大した際の運用周りを考慮してのご依頼など、当然のことと受け止めています。
NRIネットコムのエンジニアは、お客様のビジネスを共に成長させていくことがミッションだと考えていますので、「無茶ぶり」ではありません(笑)。いただいたご依頼に対し、私自身、将来の運用を意識しながら、自分で分からないことは調べたり、内部の有識者に確認したりするなどしたうえで、ご提案させていただいています。

添川様:「当たり前」の基準、クオリティの高さ、ビジネスパートナーとしての姿勢、どれも信頼感につながっています。